Software AGは3月5日(現地時間)、ドイツで開催されている「CeBIT」にて、ビッグデータの管理に関する戦略を発表した。戦略の核となるのは、同社のビッグメモリ技術を利用したプラットフォームで、種類やソースを問わないテラバイト単位のデータへの高速アクセスを実現するという。

この「次世代データ管理(Next-Generation Data Management)プラットフォーム」は、新種のデータベースの登場によりサイロ化したデータの増殖が進むなど、従来のデータ管理手法でビッグデータを管理するうえで生じる課題を克服するために設計されたもの。

このプラットフォームでは、顧客がビジネス・インテリジェンスと独自の競争力をビッグデータから最大限引き出せるように、インストリームでのビジネス・イベント処理を統合する。

同社はビッグメモリ技術を用いて、イベントストリームのインフライト処理や、データのプロファイリングや集約のためのサービスを含む機能を構築。同技術を利用した企業は、リアルタイムなビジネス分析が可能になるほか、トランザクションDB、分析DB、RDB/非RDB、Hadoop/NoSQL、ソーシャルDBなど、あらゆるデータ環境を単一のインメモリストアで処理することも実現できるという。