アイネットと富士ゼロックスは、アイネットがHadoop分散ファイルシステムで構築した企業向けストレージサービス「Cloudstor」と、富士ゼロックスの「ネットプリント」が連携した企業向けクラウドサービスを4月1日より提供開始する発表した。
これにより、Cloudstorユーザーはストレージに格納したデジタルファイルを全国のセブン-イレブン店舗で印刷することが可能となる。
Cloudstorは、アイネットデータセンターで展開するVAiOS(仮想化オール・イン・ワン サービス)の共通アプリケーションとして提供する、企業向けプライベートクラウドサービスで、サービス拡張が可能なストレージサービスとして2011年2月より提供している。
Word、Excel、PowerPoint、PDFなどオフィスで使用頻度の高いファイルを共有でき、iPhone、iPad、Androidなどタブレット端末等のデバイスからも利用可能。
一方、ネットプリントは、インターネット経由でファイルを預かり、サイト(ネットプリントセンター)に登録した文書や写真を、全国のセブン-イレブン店舗(約13,700店)に設置されたマルチコピー機に8桁のプリント予約番号を入力するとプリントが出来るサービスとして、2003年2月より提供している。
これらのサービスが連携することにより、Cloudstorユーザーはデジタルファイルの管理・共有に加え、「ネットプリント」を活用した印刷機能を利用できるようになる。
両社は今後、Cloudstorに加え、Cloudstorと同様にVAiOSの共通アプリケーションであるVIDAAS(Virtual Computingを実現する仮想デスクトップサービス)とネットプリントの連携を目指し、取り組んでいくという。