NECは3月2日、小売業の基幹業務システムをクラウドサービスで提供する「NeoSarf/Retail(ネオサーフ/リテール)」の販売を開始すると発表した。同サービスの利用料金は、20店舗規模のスーパーで月額200万円からとなる(税別)。
同サービスのマーチャンダイジング業務で想定している業種は、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンター、コンビニエンスストアなどさまざまな業態の小売業となり、これらの全体を網羅する基幹システムをクラウドサービスで提供する。
小売業のITにおけるグローバル標準(全米小売業協会の米国及び各国における登録商標)のARTSデータモデルに、日本固有のデータモデルが追加されているため、新業態を展開する際に、柔軟かつ迅速に業務の拡張や追加が可能。複数言語にも対応しており、グローバル展開など新事業や経営戦略の変化へのスムーズな対応を実現できる。
同サービスでは、全業務システムが連携するため、本部から店舗まで企業全体のPDCAサイクルを確立し、例えば、バイヤーが設定したKPIに対し、達成状況を表示するアラートをもとに、本部では分析や、各店舗への返品・追加発注などの指示が可能となる。