ジェイピー・セキュア(以下、JP-Secure)は2月29日、新製品となるホスト型のWebアプリケーションファイアウォール(以下、WAF)製品「SiteGuard Lite」の販売を開始すると発表した。標準価格は、1ライセンス・初年度(サポートサービス含)年額25万2,000円(税抜)。販売目標は、販売後1年間で300ライセンスとし、現在、ベータ版ご利用中のユーザーには10%OFFの特別価格適用が2012年3月末受注分まで適用される。

同製品はSiteGuardのトラステッド・シグネチャ検査機能を踏襲し、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングといったリスクの高い攻撃を重点的に防御する、シンプルなホスト型のWAF製品となっている。

「SiteGuard Lite」機能概要

同製品の特徴は、「高い防御性能を誇るシグネチャ検査機能」、「ネットワーク構成に影響を与えないモジュール型」、「シンプル設計、直観的なWebインタフェース」、「攻撃検出時の対応を支援するアラート・エラーレスポンス機能」となっている。

シグネチャ検査機能は、トラステッド・シグネチャをベースとしたブラックリスト型の防御機能を搭載し、自動更新を使用することにより、顧客側で煩雑なチューニングをすることなく、常に最新の脅威に対応可能。検査対象の除外や独自の防御ルール作成など、個別の要件にも柔軟に対応できるカスタム・シグネチャ検査機能も搭載している。

「SiteGuard Lite」トラステッド・シグネチャ機能画面

同製品はWebサーバのモジュールとして動作するため、専用ハードウェアを必要とせず、ネットワーク構成を変更せずに導入できる。プラットフォームとして、初期バージョンではRed Hat Enterprise LinuxおよびCentOS上で動作するApache Webサーバに対応。VMwareなどの仮想環境やクラウドサービス上でも利用できる。

アラート機能では、攻撃検出時に管理者にメールで通知できると同時に、アクセス元に対してはエラーレスポンスを送信する機能も準備されている。いずれの内容もすべて日本語で編集可能となっている。

「SiteGuard Lite」アラート機能画面