味の素と野村総合研究所(以下、NRI)は2月28日、ITサービスの戦略的業務提携に関する合弁事業契約および株式譲渡契約を締結したと発表した。
今回の業務提携の一環として、NRIは味の素の100%子会社である味の素システムテクノの発行済み株式の51%を譲り受け、4月1日より社名を「NRIシステムテクノ」とする。新会社は、資本金1億円、NRI51%、味の素49%の株式構成とし連結子会社となる。
NRIシステムテクノは、味の素グループ向けのITサービス会社として、味の素とNRI双方の業務ノウハウを最大限に活用し、高度で専門性の高いITサービスを継続的に提供していく。将来的には、グローバル展開も視野に入れ、コンシューマ・インダストリー向けに高度なITサービスを積極的に提供し業容拡大を目指す。
業務提携の内容として、「両グループの事業競争力の強化のための、積極的な人材交流の推進」、「NRIシステムテクノの新社長にNRIの現常務執行役員(山田浩二氏)が就任」、「本社所在地を神奈川県横浜市保土ケ谷区に置くこと」などが決定している。