TISは2月28日、Amazon Web Services(以下、AWS)を活用して、グローバルにビジネス展開する企業のシステム構築と運用を支援する「TIS クラウドインテグレーションサービス for AWS」を提供すると発表した。

同サービスは、クラウドサービスであるAWSと、TISのITインフラ構築ノウハウやデータセンターを利用した運用を組み合わせたサービス。同社は、このサービスを通してグローバル展開する企業のITインフラの構築から運用までを支援していく。

同サービスでは、グローバルに展開する企業のITインフラを、世界8ヵ所に配置されているAWSのデータセンター内の仮想マシンで構築するため、ビジネスを展開したい地域の近くに仮想マシンを設置してネットワークの遅延を抑えられる。

世界中で構築したAWSの仮想マシンを同社のデータセンターで一括管理可能なため、AWSが提供するシステム監視に加えて、企業向けITシステムにとって必要なURLやログ監視などの高機能な監視サービスを受けることができる。

AWS独自の運用サービスメニューも用意されているため、ユーザー企業はAWSの利用に必要なスキルを持った要員を抱える必要がなくなる。

ITインフラ構築費用は個別見積りで、月額運用費用は50万円からとなるほか、AWSとの契約締結、AWSアカウントの取得、AWSが提供するサービスの利用料が別途必要。