NECは、受信端末の能力や無線環境の変動に合わせて映像データ流量の制御、およびWebデータの圧縮によりトラフィックを抑制する「トラフィック削減ソリューション」を開発、通信事業者向けに2月28日より販売を開始した。

同ソリューションでは、同社の中央研究所が開発したネットワーク帯域変動予測技術により、直近の映像データの送信量を元に、将来の送信デネットワーク帯域内のデータ量の変動を予測し、映像データの配信ペースを制御。さらに、端末側の映像データのバッファ(一時保存)蓄積状態の予測とメモリ容量や処理性能などに応じたデータ流量の制御により、映像視聴中に再生が停止してしまうことなく、安定した映像配信を可能にする。

また、端末ごとの表示性能に合わせてWebページのテキストを圧縮・静止画を変換して送信することで、表示品質を保ちつつ、配信データの削減が実現される。