シャープは、PCを使わずにコンテンツを出力できるデジタルサイネージプレーヤ用モジュール「LR0G951/LR0G952」を開発し、セットメーカーなどに発売することを発表した。2製品は、デジタルサイネージプレーヤの主な機能を1枚のメイン基板に集積しており、デジタルサイネージプレーヤを短期間で製品化できるというもの。 LR0G951がLVDS出力タイプ、LR0G952がDVI出力タイプとなっている。
2製品は、メイン基板とリモコン受光基板、専用リモコンで構成されており、メイン基板は、新たに自社開発した専用グラフィックエンジンを採用することで、従来のデジタルサイネージに必要なPC部を不要とし、PCの起動/終了を伴わずに電源をオン/オフできる手軽な操作性と10Wの低消費電力化を実現。また、フルHDの静止画コンテンツに様々なアニメーション効果を加えることで、動画のように表示できる描画機能を搭載した。
さらに、リモコン操作だけで、表示コンテンツを簡単に編集できる機能を搭載した。例えば、飲食店の場合、料理や値段などのコンテンツを、同梱のコンテンツ作成ソフトを使って予め用意しておけば、リモコン操作だけで簡単に差し替えることができるため、PCなどを使わずにコンテンツの更新ができるため、デジタルサイネージの活用範囲を拡げることに貢献する。
サンプル価格は5万円。サンプル出荷を2月28日、量産出荷を3月12日より開始する予定。