日産自動車は2月27日、新世代車両設計技術で「日産CMF(コモン・モジュール・ファミリー)」を、2013年以降発売する新型車の車両開発に導入すると発表した。

日産はプラットフォームの共有化を進めており、日産CMFは車両構成をエンジンコンパートメント、コックピット、フロントアンダーボディ、リヤアンダーボディを4つのモジュールとしたもの。さらに、電子部品をまとめる電子アーキテクチャを加えて、それぞれのモジュールに複数のバリエーションを用意、これらのモジュールの組み合わせを変えることで製品を設計する。

モジュールを組み合わせることで、小型車から大型車、また、SUVのような車高の高い車までを効率よく設計することが可能になる。

「日産CMF」の参考イメージ

同技術によりコストを削減するとともに、従来はアッパークラスを中心に採用されていた新技術を幅広いセグメントへタイムリーに提供することが実現される。同社は2016年までに90件の新技術を商品に採用していく計画。