パナソニックは2月27日、レッドベンド・ソフトウェアと共同で、Androidを搭載したスマートフォン内の写真・動画、電子書類、電子メール等の個人データを保護する技術を開発したと発表した。
同技術により、スマートフォンを紛失した時、ダウンロードしたアプリケーションがユーザーの想定外の動作をした時の流出リスクに対し、個人データを保護することが実現される。
具体的には、Androidから仮想的に分離された保護機能付フォルダを構成し、Android上のアプリケーションからのアクセスを許可・禁止できる仕組みが開発された。データを格納するフォルダは施錠・開錠するため、個人データの保護を実現。電子メールアプリケーションのメッセージ格納フォルダをこの保護機能付フォルダに設定することで、電子メールも保護が可能。
同技術は、「仮想化ソフトウェアにより1つの組込みハードウェア上に複数のOSを搭載する技術」「Android上のアプリケーションからLinux上のファイルシステムへの認証付アクセスを行えるようにすることで保護機能付フォルダを実現する技術」「OSの実行コードを暗号化して保護する技術」によって実現されている。