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Red Hatは2月21日(米国時間)、Red Hat Enterprise Linux 5系の最新版となる「Red Hat Enterprise Linux 5.8」を公開した。Red Hatではすでに6系を1年以上前から開発しており、昨年の12月に最新版を公開している。
RHEL 5.8では仮想化周りや電源管理機能及びハードウェアサポートの強化、各種バグフィッスクなどが行われている。仮想化ではKVMで仮想CPUの上限を128から256にし、さらに大規模な仮想システムを提供できるようにしている。またSPICEクライアントの改善により、RHEV 3.0やRHEL 6.2のホストをサポートできるようにしている。
他にもPM QoS(Power Management Quality of Service)機能による電源管理、OpenSCAP 1.1のサポート、PCI-e 3.0のサポート、新しいハードウェアのサポートなどが行われている。その他詳しい変更についてはアナウンスが参考になる。
なお、Red HatではRHEL 5系及び6系のサポート期限を10年と定めており、5.8は5年から8年サポートを受けることができる。また、RHEL 4系のサポートについては29日に終了する予定となっている。5系の最後のバージョンとなるREHL 5.9は2012年後半に登場する見通し。