日本HPは2月23日、iSCSIを利用した仮想化ストレージ「HP P4000 G2 SANソリューション」の新たなラインナップとして、SSDを搭載したハイパフォーマンス向けモデル「HP P4900 G2 SANソリューション」および、400GB SSDを8基搭載した拡張用ユニットを同時発売する。
ベースモデルは2ノード構成で、1ノードあたり400GBのSSDを8基、計6.4TBのストレージ容量を搭載し、10Gbitイーサネットを標準装備する。新モデルでは、SSDを搭載したことで処理性能が大幅にアップし、ベースモデルの構成で最大7万IOPS、レスポンスタイムはわずか3msと高速化している。15K SASと比較すると、10倍以上のIOPS、10分の1のレイテンシを実現する。
シリーズの特徴であるスケールアウトアーキテクチャーを継承し、共通OS「SAN/iQ」を搭載するほか、ストレージクラスタリング、ネットワークRAID、シンプロビジョニング、スナップショット、リモートコピーなどの機能を標準で装備する。さらに、1ノードの拡張ユニットをベースモデルに追加することで、リニアに処理性能を向上できる。
価格は、ベースモデルが1,995万円~、拡張ユニット(1ノード、3.2TB)が1,008万円~。