日本マイクロソフト(以下、日本MS)ともしもしホットラインは2月22日、社会的、経済的に困難な状況にある女性を対象に、主にコールセンターへの就労機会拡大を支援する取り組み「コミュニティITスキル講習」を共同で開始すると発表した。

両社は、男女共同参画社会の形成を促進する特定非営利活動法人 全国女性会館協議会の協力を得ながら、東日本大震災による影響が大きい被災地(東北三県:岩手、宮城および福島)から本取り組みを開始し、年4回の講習実施を予定している。第一回はまず宮城県仙台市において、2012年3月7日から9日の三日間の日程で実施する。

コミュニティITスキル講習は、現在までに、中国、インドやブラジルなど、10カ国27拠点において、各国のコールセンター運営企業と連携しながら、ITスキルの向上と就労機会の拡大支援を目的に提供しているマイクロソフトの取り組み「コミュニティ テクノロジ センター(以下、CTC)」を元にしている。

今回、日本での開始にあたり、日本MSのコールセンター業務をサポートしているもしもしホットラインがパートナーとして参加し連携する事で、他国での実績から得られた知見に加え、コールセンターの業務の内容の案内や基本的な電話の応対マナーを含めるなど、日本の現状にあわせた講習内容に変更する。

実施にあたっての各社の役割は、日本MSがベースとなるカリキュラムを作成、教材および必要となるソフトウェアの提供を行うことに加え、もしもしホットラインが、講師を務めるほか、日本にあった講習内容の追加などのカスタマイズを行う。受講者の募集と会場の提供は、全国女性会館協議会の協力を得る。