パナソニック ソリューションテクノロジーは2月20日、ハードディスクなどの記憶装置のデータを消去する法人向けITサービス「データ消去サービス」を開始すると発表した。同サービスは、同社の作業員が、顧客の記憶装置のデータを強磁界によって破壊し、短時間で確実にデータを消去するもの。
強磁界による磁気データ破壊方式のイメージ |
基本のサービス内容は、同社社内での記憶装置のデータ消去作業(データ消去方法は専用装置による電気的強磁気破壊方式)、センドバック方式、データ消去作業報告書の作成、データ消去後の記憶装置の返却となっている。同サービスを活用することで、PCやサーバの廃棄に伴う機密情報の漏洩を防ぐことができ、データ消去作業にまつわる顧客の業務負担を軽減する。
「データ消去サービス 」のイメージ |
ハードディスク以外にも、さまざまな記憶装置のデータ消去に対応する。作業対象の記憶装置は、HDD(ハードディスク)、DAT(デジタルオーディオテープ)、DLT(デジタルリニアテープ)、LTO(リニアテープオープン)、CMT(カートリッジマグネティックテープ)、FD(フロッピーディスク)。
記憶装置のデータ容量に関係なく、すべて同じ料金体系で対応し、10台までの基本料金が4万円、追加料金は1台ごとに2,000円となる(いずれも税別)。作業対象となる記憶装置の顧客から同社までの送付料金は顧客負担だが、ータ消去作業完了後の記録装置の返却に要する料金は、同社が負担する。