ネットワンシステムズは2月14日、高さ10RU(約44.5センチ)に64個のクアッドコアXeonプロセッサを搭載した、高集積度・省電力・省スペースの新サーバ「SM10000-XE」を発売すると発表した。最小構成価格は1,900万円(税込)から。
同製品は、高さが10RU(約44.5cm)のシャーシの中に、インテルのサーバ向け省電力・高性能プロセッサ「Intel Xeon Processor E3-1260L」(4コア2.4GHz、ハイパースレッディング対応、TDP 45W)を64個、最大2TBのメモリ、ストレージ、スイッチ機能、負荷分散機能、サーバ管理機能を搭載し、データセンターに必要な機能を集約して装備する。
米SeaMicro独自開発の「Freedom Fabric ASIC」により、I/O仮想化機能およびTIO(Turn It Off)機能を実装。マザーボード上のCPU、メモリ、ASIC以外の部品を削減することでマザーボードを大幅にコンパクトにし、消費電力およびコストを削減。
同製品は使用していないCPUとチップセットの機能を停止することも可能。これにより、同等のスペックのラックマウント型サーバと比べて、消費電力を約2分の1、設置スペースは約3分の1に削減し、12倍のネットワーク帯域を提供できるという。
スイッチ/サーバ管理/負荷分散の機能が統合されているため、別の機器を使用することなく、運用管理が容易に行える。x86アーキテクチャにも対応しているため、既存のOS/アプリケーション/管理ツールに手を加えることなくデータセンターへ導入可能だ。