メルセデス・ベンツ日本は2月14日、NPO法人・柏の葉キャンパスシティITコンソーシアムが実施しているマルチ交通シェアリングサービスの社会実験と連動し、マイクロコンパクトカー スマート電気自動車「smart fortwo electric drive」の一般向け試乗プログラムを実施すると発表した。

メルセデス・ベンツのスマート電気自動車は、2012年に国内発売が予定されており、2010年10月より日本国内においてテストカーを用いた実証テストを行っている。今回の試乗プログラムは、柏の葉キャンパス地域で展開中のマルチ交通シェアリングサービスと連動するため、試乗者が自由な時間に自由なコースを走行でき、日常使用に近い環境でスマート電気自動車の操作性や乗り心地を体感することができる。

メルセデス・ベンツのスマート電気自動車「mart fortwo electric drive」

柏の葉キャンパス地域では、電気自動車をはじめとするエコカー、電動バイク、自転車をすべて同一システムで貸出・返却を行うマルチ交通シェアリングサービスの社会実験を行っており、2011年6月からは、同キャンパス地域周辺の住民、通勤通学者を対象に有料実験を展開している。メルセデス・ベンツ日本はこの社会実験に参加し、スマート電気自動車を1台、スマートフォーツーmhdを3台提供する。

ららぽーと柏の葉に設置の貸出・返却ポート

柏の葉キャンパスシティITコンソーシアムはスマート電気自動車の試乗に協力し、従来の地域住民を対象とした利用制限の枠を外し、試乗希望者にビジター会員としてシェアリングサービスを提供する。ビジター会員には、自転車以外のシェアリングサービスが利用可能な臨時会員カードを発行する。