台湾VIA Technologiesは、VIA Nano X2プロセッサを搭載したMini-ITXフォームファクタの「VIA EPIA-M910」を発表した。
EPIA-M910には、1.6GHzのNano X2 Dual Coreを搭載した「EPIA-M910-16/EPIA-M910-16」と、1.0GHzのNano X2 Dual Coreを搭載しファンレス構成とした「EPIA-M910-10E/EPIA-M910-10PE」がある。どちらも通常のATX電源コネクタからの供給モデルと、ACアダプタ経由での電源供給モデル(P付き)が用意される。
EPIA-M910はHDMIとVGA端子を持つほか、基板上にピンヘッダの形で2つの24bit LVDSを搭載し、USB 2.0ポート×8、GbE×2、最大8つ(VIAのLPC-01/02拡張カードを併用すると最大12個)のCOMポートを搭載する。チップセットには同社のVIA VX900を採用し、最大で8GBのDDR3メモリを利用可能となっている。またVX900に内蔵されたChromotionHD 2.0はVC1/H.264/MPEG-2/WMV9 HDの各フォーマットで最大1080pまでのデコードを、CPUの負荷を増やさずに実現できる。
なお、既にEPIA-M910は出荷を開始している。