三菱商事は2月10日、オランダの国営送電事業者のTenneT Holding B.V.が保有するドイツ海底送電資産「BorWin1」「BorWin2」の事業権の内49%を取得する事を、TenneTと基本合意したと発表した。取得に関する総額は約200億円(約2億ユーロ)。
両社は、2013年5月までにBorWin海底送電線の完工を目指す。完工後の同海底送電線の送電容量は合計1,200MWとなり、総資産規模は1,200億円(約12億ユーロ)となる予定。
BorWin2には現時点で世界最高電圧(300kV)となる最新の直流送電技術を採用する。さらに、BorWin海底送電線はケーブル全長が約400kmの、洋上風力対応としては世界最大規模の海底送電線として、北海に建設予定の洋上風力発電所からの送電を担う。
両社は、BorWin海底送電線・付随する洋上・陸上変電設備を20年間保守・管理していく。