アクシスコミュニケーションズは2月9日、厳しい光条件下でも鮮明なビデオ映像を配信するネットワークカメラ「AXIS Q1604/-E固定ネットワークカメラ」を発表した。本製品の価格は、「AXIS Q1604 固定ネットワークカメラ」が14万円(税別)、「AXIS Q1604-E 固定ネットワークカメラ」が18万2,000円(税別)で、どちらも発売時期は3月上旬を予定している。
同製品は、新開発の「ダイナミックキャプチャー機能」により、人や物体の識別を確実にするのが特長で、空港や駅、ショッピングモール、ホールなど、大きな窓を有する出入口やビルのモニタリングに最適な製品となっている。
強い逆光下や、室内から窓に向かって撮影するときなど、通常の監視カメラでは対応しきれない厳しい光条件であっても、鮮明なビデオ映像を実現すべく開発された。搭載されたダイナミックキャプチャー機能は、異なる露出時間で複数の画像を取得し、高度な画像処理を行うことで、ダイナミックレンジの広いビデオ映像を配信する。例えば窓から差し込む光が暗いゾーンと明るいゾーンの両者を形成しているような複雑な場面であっても、画像のどの部分も暗くなり過ぎたり、明るくなり過ぎたりすることはない。
また、SMPTE標準規格に準拠したHDTV 720pのプログレッシブスキャン映像を実現し、映像はH.264とMotion JPEGの各圧縮形式で同時に配信可能。
さらに設置時の利便性を高める機能として、リモートバックフォーカス機能を搭載している。この機能は、レンズの焦点を大まかに調整したあと、カメラ本体が最終調整を行うもの。これに加えて、屋外型のAXIS Q1604-Eは、IP66/NEMA規格4X対応の防塵・防水性能とIK10耐衝撃性能も備え、マイナス40℃の低温下でも稼働する。