セイコーインスツル(SII)は、業務用サーマルレシートプリンタ「RPシリーズ」の新製品「RP-E10」ならびに「RP-E11」を発売した。出荷は5月下旬からの予定。価格はオープン。

「RP-E10」(左)と「RP-E11」(右)

おもに飲食店、小売店などでのレシート印刷、病院などでの順番待ち整理券印刷、図書館などでの貸出票印刷など、さまざまな分野での利用を想定している。

「RP-E10」は上面排紙モデル、「RP-E11」は前面排紙モデルで、両モデルともに1辺が129mmのキューブ形状で、同社調べによれば業界最小サイズだという。

「RP-E10/E11」は、業界最速(同社調べ)となる印字350mm/秒に加え、カッタ寿命200万回、ヘッド寿命150kmの高信頼性を併せ持ったハイパフォーマンスモデル。ボディカラーはそれぞれ白と黒の2色、インタフェースはUSB、シリアル、Ethernet、Powered USBを搭載する。

「RP-E11」は防滴特性(IEC60529 IPX1相当)を有し、キッチンなどでも利用できる。また、ESC/POS系のコマンドに加えて、マークアップ言語による印刷が可能で、これにより、Webブラウザを使用してパソコン上で印刷内容の確認やデバックができる。

印刷解像度は203dpi、用紙幅(印字幅)は58/80(54/72)mm、外形寸法はW129.0×D129.0×H129.0mm。