大塚商会は、中国広州市にサポート拠点を設立し、2月8日より活動を開始すると発表した。サポート拠点となるのは、同社が100%出資する子会社のITソリューション会社「欧智●(か)信息系統商貿(上海)有限公司」(以下、オオツカ上海)の広州事務所。

広州市は中国の三大経済都市の一つであり、進出している日系企業も多く、製品購入時から導入後までをトータルでサポートしてほしいというニーズが増えているほか、設計などの重要業務を中国に移管する日系企業からは、現地の事情に適したセキュリティ対策の必要性が高まっているという。

同社はこうした要望に対応するため、2011年10月に広州市に準備室を設けマーケティングを開始し、上海などで培ったノウハウを元に広州事務所として本格的にサポート活動を実施することとなった。上海、蘇州、大連とあわせて、日系企業が多く進出する中国沿岸部全体でワンストップサポートの提供を目指す。

オオツカ上海では、事前準備(ネットワーク設計、LAN構築、回線調査など)、調達(ハードウェア・ソフトウェア現地調達、CADライセンス、テレビ会議システム)、セキュリティ対策(ウイルス・スパイウェア対策、情報漏えい対策、IT資産管理)、保守サポートなどのサービスを提供を行っていく。