スズキは2月7日、英国の燃料電池システムの開発企業であるインテリジェント・エナジー(以下、IE)傘下に持つインテリジェント・エナジー・ホールディングス(以下、IEH)と燃料電池システムを開発・製造する合弁会社「株式会社SMILE FCシステム」を設立すると発表した。

両社は、2007年・2009年・2011年の東京モーターショーに共同開発の空冷式燃料電池システムを搭載した二輪車を出品し、2011年3月には「バーグマン フューエルセル スクーター」が欧州統一型式認証「WVTA」を取得するなど、燃料電池システム搭載車の開発を進めてきた。

スズキは、燃料電池を搭載した二輪車/四輪車の開発・製造に本格的に取り組むため、IEHと新会社を設立し、IEが持つ燃料電池の開発技術にスズキの制御技術と量産技術を組み合わせて製品化を加速させる。

合弁会社の資本金は7億5,000万円で、出資比率はスズキとIEH社がそれぞれ50%とし、本社を静岡県浜松市のスズキ本社内、研究施設をスズキの横浜研究室に設置する。

左から、インテリジェント・エナジー CEOのアンリ・ウィナン博士、スズキ 会長兼社長の鈴木修氏