Analog Devices(ADI)は、96%のピーク変換効率を特長とする最大6.5V入力 4A出力DC/DCレギュレータ「ADP2164」を発表した。

同製品は、入力電圧範囲が2.7Vから6.5Vで、出力範囲は最低0.6Vまで提供している。また、低オン抵抗のスイッチングFETを内蔵しているため、ボードスペースを節減しつつ効率を最大化することが可能。

また、他の5Vレギュレータとは異なり、最高入力範囲が6.5Vとなっているため、入力5.5Vなどに対して十分マージンのとれた電圧範囲を提供することが可能だ。

さらに、スイッチング周波数は500kHzから1.4MHzまでプログラミングすることが可能なほか、レギュレータ間の唸り周波数を除去するために、外部クロックと同期を取ることもできる。加えて、2個の同製品を、180度位相を外して同期させ、入力電流リップルを減らし、入力コンデンサの容量を減らすことができるようになっている。 なお同製品は4mm×4mmの16ピンQFNパッケージを採用しており、すでに量産出荷を開始している。1000個受注時の単価は1.66ドル(米国における販売価格)となっている。

96%のピーク変換効率を特長とする最大6.5V入力 4A出力DC/DCレギュレータ「ADP2164」