Googleは2月2日、日本で検索された2011年の旅行業界関連ワードの動向を発表した。国内旅行、海外旅行のディスティネーション(目的地)ランキングなど、旅行関連で多く検索されたワードが公開された。
「観光」や「ホテル名」といった旅行関連ワードの検索数は2007年から増え続けており、2011年も前年比46%増となった。前年から著しく検索数がアップしたワードとしては「福岡観光スポット」「九州新幹線」「小笠原諸島ツアー」「平泉観光」などが挙げられている。
また、2011年の傾向として特に目立ったのがスマートフォンからの検索数の増大。前年比で640%増と大きな伸びを見せ、旅行ワード全体の約30~40%が、スマートフォンから検索されている。
下記は今回発表された検索ワードランキングの一部。「国内/海外ディスティネーション」は、「旅行」「観光」などのワードとともに検索された地名や国名のランキングで、国内では西日本、九州、沖縄の注目度が例年と比べて高かった。また、「旅行」がつくワードでも、人気のディスティネーションが見てとれる。
順位 | 国内ディスティネーション | 海外ディスティネーション | 「旅行」がつくワード |
---|---|---|---|
1 | 京都 | 韓国 | 海外旅行 |
2 | 沖縄 | ハワイ | 韓国旅行 |
3 | 箱根 | 台湾 | 沖縄旅行 |
4 | 奈良 | グアム | 国内旅行 |
5 | 北海道 | タイ | 旅行会社 |
6 | 広島 | トルコ | ハワイ旅行 |
7 | 鹿児島 | スペイン | 台湾旅行 |
8 | 伊豆 | オーストラリア | 北海道旅行 |
9 | 長崎 | インド | グアム旅行 |
10 | 福岡 | フランス | 格安旅行 |
また、旅行形態では1位が「一人旅」、2位が「新婚旅行」、3位が「卒業旅行」だった。5位の「カップル旅行」、7位の「女 一人旅」、8位の「子連れ旅行」は前年から検索数が大幅に上がっている。
なお、東日本大震災直後は旅行関連の検索が著しく減ったが、1ヵ月ほどで例年並の検索数となり、6月末には国内旅行関連ワードが上昇傾向に転じた。