富士通は2月2日、企業で使われるクラウドサービスやオンプレミスにある複数の業務システムをスピーディーに統合する、ビジネスプロセスマネジメント製品「Interstage Business Operations Platform V12.0」をグローバルで販売開始すると発表した。

「Interstage Business Operations Platform V12.0」は、クラウドサービス、オンプレミスの複数の業務システムを、ドラッグ&ドロップやウィザード形式でWebサービスで統合し、新たなビジネスプロセスの構築を支援を行うもの。また、既存のSAPシステムなどの業務パッケージをアプリケーション改修や連携プログラムなしにWebサービスとしてつなげるコネクターをはじめ、プロセス、データ連携、ユーザーインターフェースなどを統合する機能を備えており、この製品だけで新たなビジネスプロセスに対応したサービスを構築できるという。

「Interstage Business Operations Platform V12.0」は、複数の業務システムがスムーズに連携する新たなビジネスプロセス構築のために必要な、プロセス定義、データ連携、ユーザーインターフェースの統合機能を備えており、M&Aやグループ経営によるグローバルなシステム統合、SCMシステム構築など、経営戦略やビジネス構造の変化に合わせて、ICTシステムを実現できる。

グローバルなシステム統合例

「Interstage Business Operations Platform V12.0」は、オランダのCordys社の「Cordys Business Operations Platform」をOEMとして、富士通のビジネスアプリケーション基盤「Interstage」ファミリーの「Business Process Management」のラインナップに追加するもので、今後富士通のパブリッククラウドサービス「FGCP/S5」上でも提供される予定。

価格は、Lite Editionが770万円(税別)、Standard Editionが1,540万円(税別)からで、2月末出荷開始の予定。