パナホームは2月1日、戸建分譲事業において、『街まるごと事業』を「パナホーム スマートシティ」の名称で全国展開すると発表した。大阪府堺市と兵庫県芦屋市で導入の計画。

『街まるごと事業』は、大型分譲事業のノウハウを集約・標準化するとともに、パナソニックグループとの連携強化により、新しいライフスタイルとビジネスモデルを創造する取り組み。地球環境への負荷を極力抑えながら自然や美しい景観を守るサスティナブル、くらしの知恵と高い技術力で街と住まいを快適にするスマートを基本コンセプトとする。

この基本コンセプトに加え、5つのキーコンセプトを設定。サスティナブルを具現化するためのキーコンセプトとして、地域の自然や生態系などに配慮した「環境との調和」、老若男女の永続的なコミュニティを形成する「世代を超えた快適なくらし」、高級感・美観・ブランドが「時と共に高まる価値」を掲げている。合わせて、スマートを具現化するためのキーコンセプトとして、エネルギーマネジメントと経済性が高い「エコなくらし」、事故や犯罪・災害に強くユニバーサルデザインを取り入れた「安全・安心」をコンセプトにした街づくりを掲げている。

『街まるごと事業』のスマートハウスのベースとなるのは、ネットゼロエネルギー住宅「カサート・テラ」。高断熱・高気密・効率換気・長寿命の住宅に、ITによるエネルギーマネジメントによって、最小化・最適化を図る「エネルギー自立型住宅」を目指す。

パナホームが目指すスマートハウス

今後、「パナホーム スマートシティ」では、全戸に太陽光発電システムと住宅用リチウムイオン蓄電池を採用した「パナホーム スマートシティ潮芦屋(兵庫県芦屋市)」、全戸に太陽光発電システムとエネファームを採用するW発電仕様の「パナホーム スマートシティ堺・初芝(大阪府堺市)」を計画している。

「パナホーム スマートシティ潮芦屋」空撮写真