NECとネポンは1月31日、センサネットワークなどを活用して農業の生産性向上や農作物の品質改善などに貢献する、農業ICTクラウドサービス事業に関する協業に合意したと発表した。

ネポンは、温室などに利用する施設園芸向け資材の販売・保守を行うメーカーで、特に温室用温風暖房機を得意分野としている。

NECは、センサや端末などをネットワーク化するM2M技術を利用したソリューション「CONNEXIVE」において、農地データの見える化を実現した「農業ICTソリューション」や、生産や流通過程における商材の安心安全の見える化を実現した「安全品質トレーサビリティ」などを提供している。

NECのM2Mの概念図

今回、2社が提携することで、温室用暖房機をはじめとする資材とセンサ、クラウド技術を活用し、施設園芸向けの農業ICT事業の実現を目指す。また、施設園芸向けだけでなく、SNSを用いて農家同士のコミュニケーションをサポートするサービスや農産物の物流、販売を支援するサービスの開発・展開も行われる予定。