日本オラクルは1月31日、ビジネスの優先順位に応じてアプリケーションのデータ管理を容易に行えるストレージ製品「Pillar Axiom(ピラー・アキシオム) 600」の国内提供を開始したと発表した。最小構成の価格は675万9,606円(税込)。

「Pillar Axiom 600 」

同製品は、モジュール構成、分散RAID、特許取得済みのストレージQoSなどの機能を組み合わせ、SANストレージに適した容易な管理、高い利用率・拡張性を備えたストレージ性能を実現する。企業は同製品を利用して、業務ごとのアプリケーション特性を踏まえたストレージ統合に加え、プライベートクラウド環境への柔軟かつ段階的な移行も可能になる。

具体的には、高度なQoS機能により、アプリケーションのデータを先着順ではなく、ビジネス価値に応じたデータの入出力要件に合わせたリソースの割り当て、CPUの稼働率、容量やキャッシュの分配を行うことができる。

データベース・マシン「Oracle Exadata」向けに開発されたデータ圧縮技術「Hybrid Columnar Compression」に対応しているため、Oracle Databaseの利用環境において、ストレージ効率を平均して3倍から5倍まで上げることができる。