米Symantecはこのほど、セキュリティブログにてAndroidをターゲットにしたマルウェアを13種類発見したと報告した。同社は「感染すると端末にある情報を収集すると警告しており、感染した機器の数は100万~500万と類推している。
同社は、Android向けアプリケーションストア「Android Market」で配信されているアプリを調べたところ、「Android.Counterclank」というトロイの木馬を含むアプリを13種類発見したという。
アプリはiApps7というパブリッシャー名で提供される「Counter Elite Force」「Counter Strike Ground Force」「Counter Strike Hit Enemy」「Heart Live Wallpaper」「Stripper Touch girl」、Ogre Gamesというパブリッシャー名で提供される「Balloon Game」「Deal & Be Millionaire」「Wild Man」、redmicappsというパブリッシャー名で提供される「Pretty Women Lingerie Puzzle」「Sexy Girls Photo Game」「Sexy Girls Puzzle」「Sexy Women Puzzle」の合計13種で、アーケード&アクション、スポーツゲーム、パズルなどのカテゴリに分類されている。1月30日時点で、一部のアプリが公開されているようだ。
同社によると、Android.Counterclankは2011年6月に発見されたボットタイプの脅威「Android.Tonclank」の変種で、「apperhand」というパッケージに入っているという。このパッケージを実行すると感染し、お気に入り、オプトアウトなどの情報に加え、Android ID、MACアドレス、SIMのシリアル番号などの情報が窃取されるという。ホーム画面に検索アイコンが掲載されることで感染が発覚するとのこと。
Symantecはこのマルウェアがインストールされた機器の合計数を100万から500万としており、「現時点で今年最も広がったマルウェア」としている。