NXP Semiconductorsは、コンパクトな非調光対応レトロフィットランプ用LEDドライバICの「SSL2108x」ファミリの新製品を発表した。具体的には、「SSL21082」、「SSL21083」、「SSL21084」の3製品で、「SSL21081」に続く製品となる。これにより、同社は25Wまでのあらゆる出力範囲と主電圧100V~120Vおよび230Vのランプを開発できる単一設計プラットフォームを提供することになる。

SSL2108xファミリは、「GreenChip」技術に基づき、高出力電圧の非絶縁型トポロジや、トライアック調光器との互換性を必要としないアプリケーション向けに最適化されている。

日本市場などを中心に普及が拡大しているコンパクトな非調光対応LED電球向けの製品で、高効率(リファレンス基板上で最大95%の効率を測定)、高集積(14個のコンポーネントと18mm×22mmの小型基板ですべてのアプリケーションの組み込み設計を容易に実現)、低eBoM(電子回路関連の材料費)のソリューションを提供することが可能だ。また、MOSFET内蔵、NTC温度センサからのフィードバックによる内蔵LED過熱保護機能などの保護機能が組み込まれており、厳密なLED電流精度(5%以上)を実現することができる。

なおSSL21082はすでに出荷を開始しており、SSL21083、SSL21084は2012年2月末に提供開始予定となっている。

LEDドライバIC「SSL2108x」ファミリのブロック図