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Firefox 12ナイトリー版のアドレスバー入力補完機能が強化された。Firefox 11オーロラまでのアドレスバーでは、文字を入力すると候補がリストとして表示されていたが、アドレスバーに入力した内容は補完されないため、タブキーやカーソルキー、マウスなどで候補一覧から対象を選択する必要があった。
Firefox 12ナイトリーではアドレスバー内に補完対象が展開されるため、補完された内容が目的のものである場合にはそのままエンターキーを押すだけで、対象サイトへ移動することができる。
これは便利な機能だが、ユーザによっては使いにくい機能でもある。キーボード操作に慣れたユーザやインタラクティブシェルの補完機能、開発環境の補完機能などに慣れたユーザにとっては問題が少ないと見られるが、あまりキーボードを使わないユーザにとっては逆に煩わしく感じる可能性もあるだろう。
この機能を無効にするには、about:configで「browser.urlbar.autoFill」の値をfalseに変更すればよい。アドレスバー内部の自動補完はIE9、Chrome、Safari、Operaなどほかの主要ブラウザはすでに実装されている機能。Firefox 12ナイトリーで導入された同機能は、そのままFirefoxの正式機能として取り込まれるものとみられる。