オンライン求人サイトを運営する米CareerBuilderがこのほど、例年行っている「遅刻に関する調査」の結果を発表した。遅刻の割合は昨年より微増だが、理由は今年もユニークなものが挙がっている。早速見てみよう。
同調査はCareerBuilderがHarris Interactiveと共同で行っているもので、今年は約7,780人の会社員、3,023人の人事担当・雇用主を対象に実施された。調査期間は2011年11月9日から約1ヵ月間、地域は米国となる。
遅刻の回数だが、16%が週に1回は遅刻しており、27%が月に1回は遅刻していることがわかった。前年の調査と比べ、それぞれ1ポイントずつ増えたことになる。一方、雇用主の34%が「遅刻が原因で解雇したことがある」と回答している。通信環境の整備により自宅作業が容易になり、就労時間に対する姿勢が柔軟になっている米国でも、過度の遅刻はやはり目をつぶれないようだ。
遅刻の理由として最も多かったのは、「交通事情」で31%。これに、「寝坊」(18%)、「天候」(11%)、「子供を学校に送る」(8%)が続く。これらは毎年上位に挙がっており、日本でもありそうなものばかりだ。このほか、「テレビを見ていた」「インターネットを使っていた」なども多かったという。
これらに加え、調査では雇用側に「あり得ない理由」も聞いている。その結果、以下のような理由が寄せられたという。
- 飼い猫のくしゃみがとまらなかった
- 宝くじに当たったと思った(実際には当たっていなかった)
- 『TODAY』(朝のTV番組)を見ているうちに気を取り乱した
- ルームメイトが携帯電話の充電器のコードを切ってしまったために充電できず、目覚ましが鳴らなかった
- キツネが車のキーを盗んだ
- 地下鉄の車両とプラットフォームの間に足が挟まった(嘘ではなく、真実だった)
- 午前9時前に働くつもりはなく、遅刻ではないと主張する(この従業員の就業時間は午前8時スタートとなっているそうだ)
- 別の会社で面接を受けていた
- 州知事から電話があった(これも嘘ではなく、真実だった)