日立システムズは、仮想化システムを導入している企業・団体向けに、仮想化システムを24時間365日、リモートで監視し、異常時はメールで連絡する「仮想化システム監視・運用サービス」の提供を開始すると発表した。価格は、初期費用は無料(ただし、簡易初期設定を顧客が実施)で、月額費用は42,000円から。

同サービスは、1台のハイパーバイザー管理サーバに監視ソフトウェアをインストールすることにより複数の仮想サーバ・機器の監視を可能にし、監視対象サーバへの監視エージェントのインストールを不要とした。そのため初期導入費用もかからず、月額費用を支払うだけで監視・運用サービスを早期に利用可能になる。

「仮想化システム監視・運用サービス」概要

同サービスは、仮想化システムの監視・運用に特化することにより、従来のリモート型のシステム監視・運用サービスと比べ低価格化を実現している。

さらに、同社のハードウェア保守サービスやSE保守サービスとあわせた利用により、障害発生時に日立システムズの「日立ソリューションサポートセンタ」の専門スタッフが障害状況を確認し、状況に応じて保守員やSEと連携を図れるワンストップのサポートサービスを提供する。

顧客は同サービスの利用により、仮想化システムに対する障害検知の早期化、障害からの復旧時間短縮、運用業務の負荷軽減、TCP削減を図ることが可能となる。

日立システムズは、「仮想化システム監視・運用サービス」を拡販し、2013年度末までに300社への販売を目指す。