米Amazon Web Servicesは1月18日(現地時間)、自社開発のNoSQLデータベースサービス「 Amazon DynamoDB」の提供を開始した。同サービスは「AWS無料使用枠」の中で利用でき、100MBの容量、5ライト(書込み)/秒、 10リード/秒(強一貫性の場合) もしくは20リード/秒(結果整合性)というスペックのサービスを無料で利用可能。

同サービスは、テーブルを作成する際に必要な読込みと書込みを設定できる「スループット設定 (provisioned throughput)」という仕組みを有する。この設定はオンラインで行え、ダウンタイプや全体のスループットに影響を及ぼさない。データはSSDに保存されるため、高速なアクセスを実現する。

初期設定では、256テーブルまで作成でき、10000リード/秒まで対応している。パフォーマンスは、50リード、500リード、5000リード、50000リード/秒までスケールアップすることが可能。

今回のリリースに伴い、AWS Management Consoleに同サービス用のタブができているので、そこから「テーブル作成」「スループット設定」「インデックス決定」「CloudWatchアラーム作成」といった一連の作業が可能。

「Amazon DynamoDB」のテーブルのプロパティを設定する画面

「Amazon DynamoDB」のキャパシティを設定する画面