日立アプライアンスは、店舗や施設の主照明に幅広く使用されている直管形蛍光ランプ110形蛍光灯器具から、LED照明へのリニューアルに対応する「直管形LEDランプ110形 リニューアルセット・搭載器具」を1月20日より順次発売すると発表した。
本製品は、直管形LEDランプの両端部を直管形蛍光ランプ110形の両端部と同じR17d形状とすることで、既存の直管形蛍光ランプ110形の器具を利用して設置することが可能となる。
価格は給電ケーブル方式が49,350円、ソケット交換方式が54,600円、LED器具交換方式が65,100円~。
通常、蛍光灯器具は口金を差し込む受け口部分のソケットからランプに通電するが、同製品では給電ケーブルからランプに通電する「外部給電方式」を採用しているため、誤って蛍光ランプを装着した場合でも通電しない安心設計となっている。
既存器具を利用する方法に加え、ソケットなど一部の部品を交換する方法と既存器具一式を交換する3つのリニューアル方法を用意している。また点灯方式は、照度補正形と連続調光形の2つの方式に対応しているため、蛍光灯器具の種類や使用状況等にあわせた選択が可能。
さらに、高効率LEDモジュールや初期の明るさを自動で調光する照度補正回路の採用、放熱性を考慮した構造設計などにより低電力化を図る。これらにより、2灯用器具で平均消費電力124Wを実現。同社従来の蛍光灯器具と比べ消費電力を約45%削減、明るさは約97%となる。定格寿命は従来の蛍光ランプと比べ、約3倍の40,000時間とすることでランプの交換回数を減らし、メンテナンス性を向上する。