アクセンチュアとNTTドコモは、コンテンツプロバイダー(以下CP)がスマートフォン向けのコンテンツを開発する際、インターネット経由で遠隔地からコンテンツ(アプリ等)の実機動作検証が可能な「リモートテストセンター」を活用した開発支援サービスを、3月下旬より提供開始し、順次サービス対象を拡大すると発表した。

現在、CPは独自に実機を購入し、スマートフォン向けコンテンツの動作検証をしているが、今日、多種多様なスマートフォンが次々と開発され、動作検証用の実機購入費用など開発負担が増大していた。

本サービスを活用することにより、CPは時間や場所の制約を受けずにパソコンからリモートテストセンターにアクセスするだけで、実機を購入せずに、開発したコンテンツの実機動作検証が可能となる。

アクセンチュアは、リモートテストセンターを会津大学 産学イノベーションセンターに設置し、運営、研究活動を行い、一方ドコモは、リモートテストセンターを介して、CP向けにアプリなどのコンテンツの実機動作検証を可能とする開発支援サービス(リモートテストサービス)を提供する。

アクセンチュアは昨年8月、会津若松市と会津大学と共同で、産業復興と雇用創出を目的とした活動拠点「福島イノベーションセンター」を開設していた。

CPは、PCを用いて、リモートテストセンターにアクセスし、動作検証を行いたい実機を選択(複数端末の選択も可能)。そして、Webブラウザ経由で、開発中コンテンツ(アプリ)を実機にインストールし、PC操作により、リモートテストセンターに設置された実機を操作し、カメラで撮影される端末画面を見ながら、実機でのコンテンツの動作検証ができる。

リモートテストセンターの概要