スタジオマップは1月17日、SPPDブランドのクラウドサービスとして、ルート権限付きの仮想専用サーバ「VPS」サービスの提供を開始すると発表した。価格は、月額費用945円(税込)、1年分一括払の場合は、1ヵ月分の割引が適用され、月額換算 867円(税込)となる。
これまで「SPPDレンタルサーバー」では、サーバの管理者権限を同社側で保持し、運用保守は同社のマネージドサービスによって別途提供されていたが、VPSサービスでは、管理者権限を利用者が自由に使用可能。これにより、利用者自身がアプリケーションのインストールやサーバの設定変更を行うことができるようになる。
提供されるサービスのスペックは、CPU: インテル Xeon プロセッサー (1コア。共有)、メモリ: 1GB、HDD: 25GBで、インストールできるOSは、CentOS 5.7(32bit/64bit)の2種類。また、グローバルIPアドレス1個が提供される。
ブラウザ上で操作できるコントロールパネルが提供され、VPSの起動や停止、OSの再インストールを自由に行うことができる。さらに、同サービスでは、Linuxカーネルに統合された仮想環境である「KVM」を採用することで完全仮想化を実現している。
同社はサービス提供開始を記念し、セットアップ料(通常は1,575円)が無料になるなどのキャンペーンを2012年3月15日まで実施する。