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FreeBSDリリースエンジニアリングチームは1月12日(米国時間)、FreeBSDの最新リリース版となる「FreeBSD 9.0-RELEASE」を公開した。これに合わせてIPv4サポートを無効にし、IPv6サポートのみを有効にした「IPv6Only」版についても、FreeBSD 9.0-RELEASEベースのものが公開されるようになった。
「IPv6Only」版は、IPv4に関するサポートをすべて無効にしたFreeBSD。FreeBSDはIPv4とIPv6のソースコードの整理を進めており、現在ではIPv4とIPv6の両方をサポートしたシステム、IPv4のみをサポートしたシステム、IPv6のみをサポートしたシステム、どちらもサポートしていないシステムといったようにサポート対象の組み合わせを変更してシステムを構築できるようになっている。
日本におけるIPv4アドレスプールはすでに枯渇しており、今後は何らかの形でIPv6の活用が進むことになると見られている。
IPv4とIPv6が混在した環境では、ネットワーク関連のプログラムに問題が発生した場合に、どこに問題があるのかを切り分けるのが難しい。また、既存のアプリケーションをIPv6に対応させる場合にも、混在した環境ではなくIPv6のみをサポートした環境での動作試験は問題特定の役に立つ。IPv6Only FreeBSDは、既存のアプリケーションのIPv6対応を進める場合のテストベッドとして活用できる。