ワコールは16日、同社が運営するWebサイトにおいて全国のインターネットユーザーの男女計2558人(女性2148人、男性410人)を対象に、2011年11月~12月にかけて実施した「勝負下着に関する意識調査」の結果を発表した。全体では、2人に1人以上(58.5%)の人が勝負下着を持っていると回答している。
同調査は、現代人の下着の選び方や「勝負下着」についての意識を明らかにする目的で行われたもの。
発表によると、男性の3人に1人(34.9%)が、異性の下着で「これだけは許せない」「これだけは引いた」という経験をしていたことが明らかなったという。その理由としてもっとも多かったのが「色やデザインがダサい」で、これに続いて「伸びていてだらしない」「小さすぎて肉が乗っかっている」などとなっており、色やデザインなどの下着の見栄えだけではなく、下着の状態やボディラインについても男性はチェックしているという結果に。
また、勝負下着の「勝負」と「価格」について聞いたところ、勝負のシーンとしてもっとも多い回答が「デート」、続いて「仕事」という結果になったほか、「試験・テスト」「パーティー」なども勝負シーンとしてあげられている。
「勝負下着」の価格イメージでは、男性の回答の平均が5147円、女性の回答の平均が9526円となった。84%の男性が1万円未満の回答だったのに対し、半数近くの48%の女性が1万円以上と回答しており、2万円以上との回答も9%になっている。ブラジャーなど男女の下着の違いもあるが、同社では、「女性の勝負下着への思い入れはかなり強い傾向にあるといえる」としている。
勝負下着の所有数では、勝負下着を持っていると回答した人の6割以上が「2~3着」となっており、「1着のみ」所有している人を大きく上回った。複数着を持っている理由としては「気分で変える」「ローテーションで使用」などがあげられ、中には「毎日が勝負」の7.1%や、「狙っている相手が複数いる」の2.2%とった「勝負師」も。
勝負下着の重要視するポイントでは、女性の場合は「デザイン(色・柄)」で、これに続いたのが「セクシーさ」。一方の男性に「異性の下着でチェックするポイント」を聞いたところ、女性と同様に「デザイン」「色」「セクシーさ」という回答が上位にあげられた。
男女ともにほぼ共通したポイントが上位となっており、女性の「勝負ポイント」が的確なことがうかがえる結果となっている。
ただし、上位以外のポイントでは、男性と女性の意識差が表れる結果となっており、男性は「手触り(素材)」への意識が比較的高く、約4割もの男性がチェックすると回答。また、男性は「胸が大きく見える」をあまり重要視しておらず、1割程度の回答となっている。
今回の調査によると、男女ともに現在パートナーがいる人の方が勝負下着の所有率が高く、パートナーのいる男性の所有率62.5% / いない男性43.0%、パートナーのいる女性の所有率61.5% / いない女性50.8%という結果になっっている。