日本HPは、端末の設定を自動化し、設定管理を簡略化した仮想クライアント環境専用のシンクライアント「HP t5565z Smart Client(以下t5565z)」を発表した。1月17日から販売が開始され、価格は28,350円。
「t5565z」は、接続先や設定情報を自動的に取得し、クライアント仮想環境へ接続する。Citrix ICA、Citrix HDX、VMware PCoIP、Microsoft RDP(RDesktop)などの画面転送プロトコルに対応し、マルチメディアストリーミングの利用が可能。端末側に事前設定を行う必要はなく、ユーザーはすぐにデスクトップが利用できるようになる。
また、既存のHPシンクライアントと同様にHP独自の管理ツール「HP Device Manager」を利用して管理することも可能。
「t5565z」はOSを搭載せず、APIのない独自のファームウェアを実装するため、個別のセキュリティ対策が不要だという。ログイン時に「HP Smart Client Service」から自動で端末の設定を読み込むため、ユーザー独自の端末の設定や変更操作を無効にすることができる。
インタフェースとしては、2,048×1,536ドット対応のDVI×2、USB 2.0×6、 PS/2×2、パラレル×1、シリアル×1、10/100/1000 Etherneを備える。外形寸法はW58.42×D215.90 ×H219.70mm(スタンドあり)、重量は1.36 kg(スタンドあり)。