東芝・大成建設・双日の3社はこのほど、環境省が2011年11月に公募を開始した「平成23年度再生可能エネルギー事業のための緊急検討委託業務」である「福島県南相馬市における太陽光発電事業の実施可能性調査」の受託先に選定されたと発表した。
同委託業務は、環境省が東日本大震災の被災地において再生可能エネルギーの導入を加速し、地球温暖化対策に配慮した復興の実現に貢献するために実施されるもの。
3社は南相馬市における事業用地選定や適用法規などの調査、太陽光発電事業計画の策定に関する実施可能性調査を行う太陽光発電所の建設予定地は南相馬市内で、発電所の発電能力は20MW、年間推定発電電力量は2万1,000MWh/年(一般家庭約6,000世帯分)を予定している。
3社の役割は、大成建設が本件に関する全体取りまとめ/太陽光発電施設の地盤・架台・基礎の調査・計画、双日がIPP事業で蓄積したノウハウを生かした事業スキームの検討、東芝が太陽光発電システムの発電部分の設計/エンジニアリングに関する事前調査の実施となっている。