Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers. |
CanonicalのMicah Gersten氏は1月9日(協定世界時)、新しいバージョンのUbuntuに適用を開始したFirefoxの短周期リリースへの対応を、Ubuntu 10.04 LTSおよびUbuntu 10.10に対しても同様に適用を開始すると、「Firefox Rapid Release Migration in Ubuntu 10.04 LTS and Ubuntu 10.10」において発表した。
Ubuntu 10.04 LTSとUbuntu 10.10には、Firefox 3.6が同梱されている。Firefox 3.6のサポートは、2012年第2四半期(4月~6月)中には終了するとみられており、サポートが終了するFirefoxへの対応をどうするかが課題となっていた。Canonicalは、これらバージョンにおいても短周期リリース版Firefoxへアップグレードすることで対応とする姿勢を明確に示したことになる。
説明によると、アップデートの提供が開始されるのは1月17日から。通常のアップデート手順の中で、Firefox 3.6から最新のFirefoxへのアップグレードが実施されることになる。以降は、ほかの最新版Linuxと同様に、6週間おきにリリースされる最新のFirefoxが随時アップデート対象として提供される。
Mozillaでは、新機能や新しいWeb標準への迅速な対応とその配布を目的として、短周期リリースに力を入れている。また、セキュリティアップデートの迅速な適用も、短周期リリースの優れた効果だとしている。