TIOBE Programming Community Index |
TIOBE Softwareから、2012年1月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。
2012年1月のTIOBE PCIは次のとおり。
プログラミング言語 | インデックス | 備考 | |
---|---|---|---|
1 | Java | 17.479 | 18ヵ月連続1位 |
2 | C | 16.976 | |
3 | C# | 8.781 | 3位へ浮上。上昇傾向 |
4 | C++ | 8.063 | 4位へ下落 |
5 | Objective-C | 6.919 | 上昇傾向 |
6 | PHP | 5.710 | 下落傾向 |
7 | (Visual)Basic | 4.531 | |
8 | Python | 3.218 | |
9 | Perl | 2.773 | |
10 | JavaScript | 2.322 | |
11 | Delphi/Object Pascal | 1.576 | |
12 | Ruby | 1.441 |
2012年1月は、C#がC++を抜いて3位につけたことが特に注目される。C++は長期に渡って緩やかな下落傾向にある一方で、C#は上昇傾向が続いており、特にここ数年は上昇傾向が強くなっている。
今後しばらくは、C#とC++で順位の入れ替えを繰り返すものと見られるが、最終的にはC#が3位、C++が4位に落ち着く可能性が高い。また、Objective-Cも急成長を続けており、この傾向が続いた場合には、C#、Objective-C、C++という順位に変わっていく可能性もある。
上記のほか20位以内に入ったプログラミング言語としては、Rが19位に、Luaが20位に入った点が注目される。
特に、統計処理や統計データのグラフィック化などに利用されるRプログラミング言語は、ここのところ注目が高まっている。Rの機能拡張が、Googleの支援によって実現したことなどもその一因となっているものとみられる。