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Firefoxは6週間ごとにメジャーアップグレード版をリリースしている。次のメジャーリリースは2012年1月31日に実施される「Firefox 10」になる予定になっている。Firefox 10は現在ベータチャンネルの段階にあるが、ベータチャンネルは基本的に安定性向上やバグ修正を実施するチャンネルとされており、新機能が追加されることはない。つまり、正式版が発表された段階で、次のメジャーリリースで登場する新機能や改善点などはすでに明らかになっている。
「Firefox Beta with New Developer Tools and Enhanced Sync Is Ready for Testing」にFirefox 10で導入される新機能のまとめが掲載されている。端的にまとまっており参考になる。取り上げられている新機能や改善点は次のとおり。
- 開発ツールの改善と新規ツールの導入(ページインスペクタ導入、CSSインスペクタ導入、スクラッチパッドの改善)
- CSS 3Dトランスフォームに対応
- フルスクリーンAPIの導入
- WebGLアンチエイリアス対応
- Firefox Syncの改善
- アドオン/エクステンション互換性の向上
特にページインスペクタとスタイルインスペクタの導入が注目される。Firefox 10はFirebugといったアドオンをインストールせずともそれなりに開発ツールとして活用できるようになる。またユーザの視点からは、アドオンのアップデートが従来よりもスムーズになる点が注目される。互換性がないアドオンは自動的に無効化されるようになり、アップデートに伴う煩雑な作業が軽減されると説明がある。