事故から25年後のチェルノブイリと半年後の福島。ふたつの都市の夏休みの風景と、そこで暮らす子供たちの姿を撮影したドキュメンタリー映画『子供たちの夏 チェルノブイリと福島』が、銀座シネパトス、横浜ニューテアトルにて、現在公開されている。

事故後も福島で暮らすひと組の親子を撮影している

『子供たちの夏 チェルノブイリと福島』は阪本順治監督の元で映画制作に関わった田野隆太郎氏が監督したドキュメンタリー作品。原発事故から25年経過したチェルノブイリの子供たちと、原発事故後半年の福島で暮らす子供たちを取材。ふたつの場所で暮らし続ける子供たちの、ひと夏の様子を記録している。

福島原発事故後に、チェルノブイリと福島を単身訪れた田野監督は、あくまでも個人のニュートラルな視点から、事故後から現在までのチェルノブイリで起きたことと、福島の現状を記録。テレビニュースや新聞報道では決して知ることのできない「ふたつの場所の本当の姿」がこの作品では描かれている。

ドキュメンタリー映画『子供たちの夏 チェルノブイリと福島』(TOブックス配給)は、銀座シネパトス、横浜ニューテアトルにて現在公開中。

なお、EPUB形式の無料電子雑誌「Creative Now」では、田野隆太郎監督のロングインタビューを収録している。

現在のチェルノブイリの悲惨な状況も克明に記録されている

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