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Oracleは12月15日(米国時間)、Oracle Linuxの最新版となる「Oracle Linux 6.2」を公開した。
Oracle Linux 6.2は12月6日(米国時間)に公開されたRed Hat Enterprise Linux 6.2に対応するバージョン。Red Hat Enterprise Linux 6.2と互換性を確保しつつ、エンタープライズ向け機能の強化やデバイスドライバの追加などが実施されている。
Oracle Linux 6.2には32ビットと64ビットの双方のUnbreakable Enterprise Kernelが含まれている。Red Hat互換カーネルも搭載されており、起動時に切り替えが可能。しかしながら、エンタープライズクラスで必要とされる機能のサポート状況や性能が、Unbreakable Enterprise Kernelの方が優れているとされており、OracleではUEKの採用を推奨している。Oracle LinuxではデフォルトではUEKが利用される設定になっている。
Oracleは2012年の上半期を目処に、Oracle Linuxのさらなる機能拡張を進める予定で、LinuxコンテナやDTraceの導入を目指している。今回Oracleは、RHEL6.2のリリースから9日後に、対応するOracle Linux 6.2を公開したことになる。RHEL互換のLinuxディストリビューションとしてはOracle Linuxがもっとも追従速度が早い。