Google Cloud Print

Googleは2010年4月に、どのデバイスからでも印刷を可能にする取り組みとして「Googleクラウド印刷」を発表した。Googleクラウド印刷の機能は、Chromeに実装されるなどして普及し、現在では600万台を超えるプリンタがChrome経由でのGoogleクラウド印刷に登録されている。EPSON、KODAK、HPなどのベンダは、すでにGoogleクラウド印刷に対応したプリンタを販売している。

最近Googleクラウド印刷に追加された新機能が、「Google Cloud Print picks up steam」として紹介されている。追加されたのは、共有機能とアクセス制御機能。

管理ページからプリンタを選択すると、どのユーザに対して印刷を許可するかを選択できるようになっている。また管理ページそのものが改善されており、iPadや、Androidを搭載したタブレットデバイスなどから操作しやすいように工夫されている。

Googleクラウド印刷は、遠隔地からデータを印刷する方法としても便利だが、デフォルトでは印刷機能を持たないタブレットデバイスやスマートフォンなどで、特にその効果を発揮する。Googleクラウド印刷に対応したページやアプリであれば、このようなデバイスからも印刷機能を利用して、印刷ができるようになる。