Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed. |
GoogleはChrome安定版の最新版となる「Chrome 16」の配布を開始した。Googleは6週間ごとにメジャーアップグレードを実施しており、今回が16回目のメジャーリリースとなる。改善点や新機能の追加は多々あるが、中でも同期機能の強化と複数プロファイルの切り替え機能が注目される。この機能は2つを組み合わせて利用することでさらに便利な機能となる。
Chrome 16は右のメニューボタンからたどっていくことで、Googleアカウントを利用したログインが可能になっている。ログインすると各種データが共有されるようになり、たとえば職場で利用しているChrome、自宅のPCで利用しているChrome、ノートPCにインストールしてあるChromeでブックマークなどのデータを自動的に同期するようになる。
プロファイルは設定を切り替える機能。1プロファイルに対して1つのGoogleアカウントを割り当て、プロファイルを切り替えながら利用すれば、複数のGoogleアカウントを使い分けられるようになる。複数のユーザが単一のChromeを利用するための機能としても利用できるが、その場合はセキュリティ上の懸念が残る。単一ユーザが複数のGoogleアカウントを切り替えて利用するための機能と捉える方が現実的と見られる。
Chromeは強制アップグレードモデルを採用しているため、Chrome安定版を使っているユーザは特に意識することなく最新版へバージョンアップが実施される。Chromeは強制アップグレード機能がしっかりと機能しており、常に9割ほどのユーザが最新安定版を使い続ける状況にある。