エプソンは、従来のビジネス用途のほか、ホームシアターやTVゲームなど、ホームユースも想定したプロジェクタのエントリーモデル「EH-TW400」を2012年2月2日から発売すると発表した。価格はオープンで、市場想定価格は59,980円。
「EH-TW400」は、WXGA(1,280×800、リアル720p)のパネルを搭載し、明るさ2,600ルーメンのプロジェクタ。重量は2.3kgと軽量で、今年の8月に発表した製品に搭載された「ピタッと補正機能(スライド式ヨコ台形補正機能)」を搭載し、スクリーンに対して斜め横からの投写でも本体を動かすことなく、レバーをスライドするだけで簡単に台形補正ができる。
ホームユースでに用途も想定し、映像入力としてHDMI端子を装備しているほか、「シアター」や「ゲーム」など視聴環境やコンテンツに合わせて色調と明るさを最適化したカラーモードを4種類プリセットしている。
コントラスト比は3,000:1、外形寸法はW295×D228×H77mmで、主なインタフェースはD-Sub、RCA、S端子、HDMI、USB。2Wのスピーカーも搭載する。
今回、ホームユースも想定したプロジェクタを発売した理由を、エプソン販売 取締役 販売推進本部長 中野修義氏は、「低価格のプロジェクタの市場では、1割から2割がホームシアターとして利用していることがわかった。ホームシアターのローエンドマーケットを拡大するだけでなく、低価格を武器に一気に市場を拡大していきたい」と説明した。 同社では、今後1年間で15,000台を販売することを目標として掲げている。