NECは12月13日、電気自動車用充電器を設置する事業者向けに、クラウド対応型急速充電器とクラウド型充電サービスの販売を開始したと発表した。
従来の充電器は、事業者が遠隔で利用状況を監視したり、運用保守を行ったりする機能が実装されていないため、事業者が常駐する敷地内に充電器を設置して運用するケースが多く、充電器の設置場所が限定され、充電器の普及の妨げとなっていた。
NECは、これらの状況を改善するため、今回新たな製品およびサービスの提供を開始した。クラウド対応型急速充電器は、高砂製作所製充電器をベースにクラウド対応機能を追加し、充電サービスの対応機能が実装されている。
クラウド対応型充電器の外観 |
クラウド型充電サービスは、クラウドプラットフォームとして同社の「RIACUBE-V」を利用し、充電器を設置して運用する事業者に対し、充電器の運用支援と充電器の利用促進を支援するサービスを提供する。提供するサービスは、遠隔制御(エネルギーマネジメント)サービス、遠隔監視サービス、会員認証サービス、利用状況管理サービス、位置情報・利用状況の配信サービス、充電完了通知サービス、運用・保守サービス。
今後、電子マネーによる課金サービスなども提供していく予定。